2013年4月28日日曜日

【 #ニコニコ超会議2 】ニコニコ超会議2、1日目にプレス取材した感想をオブラートに包まず率直に言ってみるという記事。



これ、素人なんだぜ……。

行って来ました。日本最大となっているかもしれないカルチャーの祭典。「ニコニコ超会議2」。いろいろ思うところがあったので、良かったところ。悪かったところ。プレスとしての参加感想、そして全体を通しての感想を超個人的につらつらと書き連ねて行きたいと思います。あくまでも僕個人が感じたことであることをご理解ください。

珍しく長文です。





ニコニコ超会議2のココがダメだった!

・パンフレットが不十分。

まず、結構致命的なところだと、CEATECやコミケと比べるとパンフレットの内容がちょっと薄い気がしました。ここのブースはこんなカテゴリーということまでは書いてあるんですが、いったいどんな発表内容なのか? ちょっと伝わって来なかった。そのため事前に「○○に行きたいねー」とかいう打ち合わせが全然できなかった。もう少し詳しく書いてもいいんじゃないかなぁ。

・コンテンツが薄い

また、展示されているコンテンツに関してはクオリティの差が大きい。まぁ、元々そういうイベントなのですが、すげえええ! ってのもあれば、ふーん……ってのもある感じ。特にテック系の話題が好きな身分としては、技術部ブースを30分回るだけでもう見るもの無くなってしまう感じです。また、はんだこてで作ってみよう! とかホームセンターのイベントみたいなコーナーはどうなんだろうか? どんな層に需要があるのか謎でした。
ただし、これはもうニコニコ側も割り切っている感がありました。「超会議2全体を楽しんでもらおう!」ではなく、「好きな人が好きなブースに行って盛り上がればいいじゃん」という感覚。でも、これは正解だと思います。そもそもそういうテーマのイベントですし。

・マナーはイマイチ

ずっと会場に居たわけではありませんが、マナーは良いとは言えませんでしたね。壁際に座り込んでご飯食べてる方とかも居た。フードブースでは席が足りてないようには思えなかった。でもこれは「休憩所」を設けるべきだったのではないでしょうか。ちょっと一息つける「超休憩ブース」が2〜3個あっても良いかな。談話スペースにもなりますし。
あと、先日ニュースになった某音楽家のコスプレが現れるなどで話題になっていましたね。実際にその方を見たわけではありませんが、コスプレした方の人格を疑います。落ち度は音楽家の方にあるとは思いますが、それを茶化して晒し者にするような真似は、人間としていかがなものでしょうか。ただ目立ちたいだけならもっと他のアプローチを考えるべきです。

・カラオケが点在している

トップ画像ののど自慢ステージ以外にさまざまな場所にカラオケスペースがありました。ジョイサウンドも、Wiiもあったかなぁ。あちこちから素人のカラオケが響いてくる。シャウトが響いてくる。たしかに賑やかには感じるんですが辛いところもあります。こういうものは一箇所にまとめるか、そもそもカラオケは1つにまとめるべきなんじゃないかなぁ。あちこちから「千本桜」が何度も聞こえてくる様は異様でした。

・うるっさいよ!(プレス的な意見)

今回最大最悪だったのが、プレスルームがカラオケステージのすぐ裏。否応なしにプレスルーム入りしてから出るまで、延々と素人のカラオケを無理やり聞かされているという状況でストレスがマッハです。なんでわざわざ取材に来てまで聞きたくもない素人のカラオケステージを強制的に聞かされなくてはならないのか。次回(あれば)、プレスルームも場所を変えていただきたい! 比較的静かなブースの近くとか。

・会場前にプレス・ルームに入れてください(プレス的意見)

プレス陣も開場時間にならないとプレス・ルームに入れてもらえませんでした。そのため受付の対面にあるレストランのテーブルでたむろっているという状況。イベント開催した時にすぐに動けるように、次回(あれば)受付が済んだ次点でプレス・ルームを開放していただきたい。


と、ズケズケと言わせてもらうならこんな感じでしょうか。あと、東方やボカロの即売会になってたブースもあるけど、あっちは全然未開拓だったのでよくわかんないです。なんか行列はすごかったらしいですね。



ニコニコ超会議2のココがスゴかった!

・カオスだった

褒め言葉です。カルチャーの祭典らしくさまざまなコンテンツ、さまざなまジャンルが入り混じり、かたやイケメンを集めた女の子向けのステージがあったり、その対面ではARでミクさんを撮影できたり、ウメハラさんがスパ4やってたり。ベジータコスプレがお便りを読んでたり、なぜか麻雀が盛り上がっていたり、カラオケでオフ会のようなことになっていたり、自衛隊が10戦車までもってきてたり、ニコニコしながら装備品を着させてくれて自衛隊コスプレさせてくれたと思えば、日本の総理大臣まであらわれてスピーチしたり、ノリノリで戦車に乗り込んだり。米軍の連中はブラスバンドを始めたり。とにかくカオスです。素晴らしい。好き勝手やるとは聞いていたけど、ここまで好き勝手やりやがるとは思ってもいませんでした。いい意味で裏切られた。

・カラオケ楽しそう!

さっき、うるさいよ! と言い放ったカラオケですが、一般として参加していたなら僕も応募してました。多分ね。だってあんなでっかいステージで、思いっきり熱唱できて、もりあげれば観客もみんな答えてくれて、ジャンプしてくれる。超ノリのいいヤツらとオフ会でカラオケ来ている感じを、本格的なステージで味わえるんです。
しかもこれが良かったのはこの環境だけではありません。カラオケの壇上に上がれるのは抽選です。上手い、下手関係ないんです。歌いたいヤツ、さぁ歌え! ってスタンスなんですよね。これがすごく良かった。アマチュア感があふれていた、好きだから表現する。っていうニコニコ本来のスタンスが表されていたイベントブースであったと思います。そして観客の方も、全然知らないヤツがステージ上で下手くそなカラオケを披露しているような状況でも、昔ながらの友達が大熱唱しているかのような感覚で盛り上げてくれる。ほんと、オフ会みたいな感じで、誰もが平等に楽しめる空間でした。次回(あれば)、2日目はプライベートで出向いてカラオケしていきたいな。

・企業ブースも楽しそうだった

ゲームショーなどと比べると企業ブースもあまり気合は入っていません。お金もそんなにかけてないイベントが多かった。でも、企業の中の人やゲストなどはすごく楽しそうにみえました。真面目にやってるんだけど、気楽そうだったのが印象的です。あと、アトラスブースのコンパニオンのお姉さんのおっぱいがすごかった。

・コスプレかわいいね! カッコイイね!

やっぱりコスプレはいいです。ブース内を歩いているだけで普通にコスプレな方とすれ違います。賑やかさがありますし、カッコイイ&可愛いコスプレを見かけるとおお! っと振り返ってしまうことも何度も。思わず声をかけたくなったけど、ぐっと我慢した僕は偉いと思います。圧倒的に多いのはボーカロイド系のコスプレですが、その他にも自衛隊ブースでは迷彩服や軍装備に身を包んだ連中が装甲車に乗り込んでアピールしていたのも印象的です。ミリオタ勢のガチさがヤバイです。カッコイイ。





あと、ウメハラとマゴは普通に遊びに来てたのかな? なんかトレモで仲良く練習してました。公開スパーリング的な。


・好きなブースで好き勝手楽しめばいいじゃん! というスタンスが良い!

もうブース感の繋がりや関連性なんて全くありません。特定のブースに興味が有る人はそこのブースだけで楽しめると思います。いろいろ見て回らなきゃ! っていうニコニコのカルチャー全部に興味のある人もいると思いますが、多分それは一握りなんじゃないかな。各ブースともコンテンツの濃さはそんなに高くありませんが、好きな人なら一日要られるんじゃないでしょうか? もちろん、他のブースを一回りチラ見しつつって感じになりますが。そういう意味ではすごくお手軽に参加できるイベントですね。ほんと、大規模オフ会という感じ。


というわけで全体的な感想を一言で〆させて頂きます。


カラオケ楽しそう!


(小暮ひさのり)

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