この場合
動いたと言っていいのかわかりませんが、一応動きました。しかも結構快適です。
■前フリ
常日頃からiPhoneでドラクエ10できればいいなー。って思っていました。まぁ、要するにソファでぐったりしながらとか、布団に潜りながら…。だらーっとドラクエやりたいなって時があるわけです。こういう時、僕はWindowsタブレット+Bluetoothのゲームコントローラーを使ってこんな環境で遊んでいるのですが…。
いかんせん、Winタブの非力なCPUとメモリのせいで、かなり重いシーンもありますし、ラグも発生します。具体的に言うと、ヘルバトラーの魔瘴が避けられません。気が付くと混乱しています。
というわけで、別のアプローチを考えました。3DSのようにリモートでドラクエを遊ぶという方向です。
■リモートプレイというアプローチ
パソコンの映像を他のパソコンに送って、遠隔操作するという「リモートデスクトップ」。昔からありましたが、最近になって回線速度の向上や映像・音声通信に使われるコーデックの成熟などにより、昔からくらべるとびっくりするくらい進化しています。メジャーどころでは、「TeamViewer」や「Splashtop」、Microsoft公式の「リモートデスクトップ」などがあります。マイナーどころでは「Brynhildr」なども。今回するのはこれらではなく、「Moonlight」です。
MoonlightはNvidiaのGPUで利用できる機能で、「NVIDIA GameStream」のクライアントアプリです。もともとゲームストリーミングのための機能であり、GPU支援が利いたリモートデスクトップとなるため、ラグが非常に少なく高画質なのが特徴です。
GeForce付属のソフト、「GeForce Experience」を有効化。
「基本設定」タブから「SHILD」メニューを開き、遊びたいゲームのEXEを追加します。この場合はドラクエの「Boot.exe」ですね。通常であればパスは、
64bit:C:\Program Files (x86)\SquareEnix\DRAGON QUEST X\Boot\DQXBoot.exe
32bit:C:\Program Files \SquareEnix\DRAGON QUEST X\Boot\DQXBoot.exe
PC側の下準備はコレで完了。続いてスマホ(iPhone)側です。これはiOS用のアプリ「Moonlight」をインストールします。AndroidやAmazonタブレット用、PC用(Java)もあります。
するとローカルネットワーク内のPCが表示されるので、そちらをタップ。スマホ画面に表示されたPINコードをパソコンの方に入力すれば準備は完了です。Wi-Fi環境は11n。電波状態は良好という状況下、思ったよりもラグが少なく快適。体感ですが、入力ラグは5フレームくらいでしょうか。優秀です。以下より操作時の動画を撮影したので、ニコニコ動画でどうぞ。
メリットは、寝ながらiPhoneで手軽にドラクエできる点。素材集めや合成、一人でクエストや討伐をこなすには十分ですね。魔瘴も避けられます。
デメリットはWi-Fiの届く範囲しか利用できない点、PCをつけなければならないのと、入力に肩がこるといったところ…。
操作ボタンでメニューが隠れてしまって操作性はあまり良くありません。ゲームパッドも使えるようですがMFI取得したゲームパッド持っていないので…。あと文字入力ですね。こちらはどうにもなりませんので、手元にBluetoothのキーボードでも用意するか、諦めるか!
PC版やAndroid版ならどうにかなるのかもしれないけど、そちらは試してません。
あと、iPhoneアプリ単体でドラクエ10が動くわけではないのでご注意くださいね。あくまでもリモートクライアントです。
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